スペインの伝統的なギターは、昔ながらの「セラック」タンポ塗り Part 6

●part6 セラックフレークの溶解液の作り方part2 の「まとめ」


セラックは、インドを主産地とするラックカイガラ虫が植物に寄生して分泌した
軟質淡黄色の樹脂質を採集、精製によってこれらのフレークは
色の濃さが→薄いほうへ3段階・・・
オレンジ(一番濃い)>レモン(やや薄い)>ブリーチ(かなり薄い)と
イメージすればいいのでは・・・。
また、色調は木地素材等の色合いも考慮して混合調色して使用するケースもあるようです。
また不純物も多く、アルコールで溶解して数日置いておくと沈殿物が出ます。
それを数回濾過してから使います。
参考までに、溶液の作成混合比は下記配合が目安になるようです。
セラック溶液(セラックニス)の作り方について
・基本ベース   セラックフレーク(1)+無水エチルアルコール(4)の配合比率で
 溶液を混合する。
・溶解期間   2〜3日放置 完全溶解させる。
・濾過紙等で(3〜5回)漉す。
以上・・・
ベース溶液(ニス)となるようです。
さらにベース溶液にアルコールを加え薄めてpolishing作業へ進む。

 

次回 part7で French  polishing  作業工程・・・・・へ!